非常勤医師のアルバイト

医師の年収というと1,000万円の収入を超える収入が高い職業、高給取りのイメージがあります。その収入の高さ、安定性、ステータス性を求めて医師を志す人も少なくないはずです。しかしながら医師年収の場合、年収総額が例え1,000万円だとしても純粋に常勤している病院から得ている収入総額と言うわけではなく、ほとんどが非常勤医として別の病院や他の医療機関でアルバイトをして得た収入も含まれた年収額が医師の総年収となります。(非常勤医師についての転職・職探し情報はここから

医師は年代に関係なく約6割以上が常勤医としての本業と兼務し、他の病院の非常勤医を勤めるなどアルバイトをしています。医師免許取得後の2年間は研修医のためアルバイトを行うことができない、また年代が上がるにつれて収入の高い勤務先へシフトしてアルバイトをする割合を減らす傾向にありますが、特に医師になりたての3〜5年目の若い医師においては約8割近くが常勤の仕事に加えアルバイトもこなしています。

医師がアルバイトをする理由は人それぞれありますが、多くは生活費の足しとしているようですが、自己投資や開業資金のためにアルバイトをしています。医師という職業は意外に出費が多く、例えば自分の専門領域関係する学会へ参加するための交通費・宿泊費、海外からの研究論文や文献の取り寄せ、専門書などの書籍代購入代など自己研鑽のための投資にはお金がかかります。こうした自己投資に年間数百万単位で使う医師もザラで、また最近は高度化・複雑化する医療スキルを身に付けるため、大学院への進学や海外留学などに1,000万単位の自己負担を投じる医師も珍しくない時代です。また開業するにはどんなに小さな診療所でも最低約1億円の資金が必要になると言われているため、基本給だけではやっていけません。

しかし一般的に休みが取れない、拘束時間が長い医師がどうアルバイトの時間を作り出しているかと言うと、特に大学病院は常勤として働いている病院の基本給が低いため、医師の総収入を市中病院の医師と同等にするために、研究日などと称して非常勤医として他の病院でアルバイトすることを許可する措置が取られているのです。通常各病院には、「内輪の勤務規定」というものがあり「非常勤勤務は週に○○日まで可」あるいは「非常勤勤務は原則不可」などと正規に(または内々に)規定されています。条件範囲は病院によって異なりますがほとんどの場合、その病院の基本給の高さによってアルバイトできる時間が変動するようです。

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